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プレイヤーズ UP TO DATE:辻村明須香<ダイキンオーキッドレディスより>

2007-03-05


プレーオフで惜敗も「自信になりました」

取材・文/吉永達生
写真/村上 航

 大会初日、“あすみん”こと辻村明須香の手は震えていた。ティの上にボールを乗せられないほど震えていた。開幕戦への強い思いに体が自然と反応した。
 昨年、初シード獲得のチャンスを逃し、予選会でも失敗している辻村が、今年ツアーに出場できるのは主催者推薦の8試合程度ととても少ない。

 開催コースである琉球ゴルフ倶楽部をシーズンオフから何度もラウンドし、コース特有のコーライ芝、そして沖縄の風を頭にたたき込んだ。
 一日4時間ほどジムで体を鍛え、食事も鳥のささみやトレーニングした日にはプロテインなどタンパク質を中心に摂取するなど肉体改造にも取り組んだ。体重は2キロ減り、体脂肪率は3パーセントほど落ちて19パーセント台になった。努力はうそをつかない。飛距離が15ヤードも伸びた。
 緊張していたものの順調に事は進んでいたいたが、終盤ショットがブレはじめた。重圧からプレーオフでは自分をコントロールできなくなった。
「プレーオフのバーディパットのときは手が震えて、返しのパーパットも手が震えて、どう打ったのか覚えていません。こんなに緊張したのは初めてです」
 と、記者会見では涙があふれてきた。
「優勝できなくて悔しいですが、オフに頑張って結果が出たので自信になりました。気持ちを切りかえてこれからも頑張りたい」(辻村)
 落ち込んではいられない。初シード獲得のために残された試合はわずか7試合。涙と震えは止まった。次こそ優勝だ。

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