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プレーオフの末、米山みどりが開幕戦V!<ダイキンオーキッドレディス>

2007-03-05


日本女子ツアー・ダイキンオーキッドレディス<3月2日〜4日・沖縄県・琉球ゴルフ倶楽部 6409ヤード パー72>

取材・文/吉永達生
写真/村上 航

 宮里藍の緊急参戦で沸いた2007年日本女子ツアー開幕戦。今シーズン最初の美酒に酔ったのは米山みどりだった。
 最終18番ホール(483ヤード、パー5)でバーディを奪って、1打リードしてホールアウトしていた辻村明須香に追いついた米山が、プレーオフ1ホール目でパーをキープして辻村を退けた。
「すっきりしました。前半にボギーを2つ打っていたので、いつもの(嫌な)ムードだなと思っていたんですが、それでもやることはやろうと思ってプレーしました」
 と、米山は1打差の3位タイから自分を追い抜いていった辻村の背中を必死に追った。

 17番ホール(377ヤード、パー4)で辻村がボギーをたたいて1打差となった状況で、米山はセカンドショットをグリーン左奥に外した。アプローチも8メートルにしか寄らない最大のピンチが訪れた。ここでボギーをたたけば優勝が遠のいていく。
 しかし、“スライスで最後にフック、ほどんと真っすぐのライン”と読み切った米山はど真ん中からパーパットをねじ込んだ。
 これまでツアーで6勝している米山にはある予感がした。
「パットが入ったとき“オー”と思いました。“流れは私にきている。18番はバーディがとれるだろう”って感じました」(米山)
 その予感どおり、しっかりバーディを奪って辻村をつかまえた。
 勝負の行方は、プレーオフのティショットを打つときには決まっていたのかもしれない。
「プレーオフに入ったら、体が動かなくなりました。パッティングのときは手の震えが止まりませんでした」
 と、ツアー未勝利の辻村のフィーリングはなくなっていた。入れれば初優勝となる5メートルのバーディパットを1メートルもオーバー。
 それに対して最終ホールのバーディで“イケイケ”状態の米山は、1年10カ月ぶりとなる優勝を前にしても緊張感はなかった。先に1・5メートルのパーパットを沈め、辻村にプレッシャーをかけた。
 フィーリングを失った辻村は、1メートルのパーパットを左に外した。
「自分の中では相当うれしいです。課題を克服したら賞金女王を狙えると思っています」
 と、手応えをつかんだ米山。初女王に向けて最高のスタートダッシュを切った。
 なお、宮里藍は4位タイに入り、日本女子ツアー史上最速(57試合目)&最年少(21歳8カ月)で生涯獲得賞金3億円を突破した。

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