マーク・カルカベッキアが1年半ぶりの優勝<PODS選手権>
2007-03-12
USPGAツアー・PODS選手権<3月8日〜11日・米国フロリダ州・イニスブルックリゾート 7230ヤード パー71>
取材・文/武川玲子
首位タイでスタートしたマーク・カルカベッキアが最終日を5バーディ・4ボギーの70で逃げ切り今季初優勝、05年のベル・カナディアン以来1年半ぶりにツアー通算13勝目を挙げた。
戦いは呆気なく幕を閉じた。
2位のヒース・スローカムに1打リードで迎えた最終18番パー4、カルカベッキアのフェアウエーから打ったセカンドがショートし、グリーン手前の深いラフに捕まった。アプローチもショートさせピン下2メートル。一方のスローカムはピン12メートルに2オン。このバーディトライをショートして1.2メートル残す。カルカベッキアは2メートルのパーパットを沈めれば優勝という場面、だがカルカベッキアのパットはカップに蹴られてボギー、外したカルカベッキアは呆然と天を仰いだ。これで戦いはプレーオフ突入かと思われたのだが・・・。
しかし悪夢はスローカムにも襲いかかった。慎重に打った1.2メートルのパーパットもカップに蹴られてまさかの3パット、両者ボギーで優勝はカルカベッキアに転がり込んだ。
「パーパットがまさか外れるなんて思いもしなかった。しかしスローカムのパットも決して簡単ではなかった。それでも外すとは思わなかった。今週は初日に75と大たたきでまた予選落ちかと思ったのに、最後に優勝できてこんなうれしいことはない」
というカルカベッキア、3日目に10バーディ・1ボギーの62というコースレコードタイで一気に首位タイに浮上した。
昨年から深刻なパッティング・スランプに陥っていたカルカベッキアは、先週のホンダクラシックで予選落ちした後、スポーツショップに立ち寄り新しいパターを自前で入手した。
その金額は256.18ドル。しかし、このパターでカルカベッキアが手に入れた優勝賞金は95万4000ドル(約1億1000万円)だった。
「滅多にクラブを自前で買うことなんてないからね(笑)。値段は覚えているよ」
と46歳のカルカベッキアはにんまりだった。


