ビージェイ・シンが逆転で今季2勝目<アーノルド・パーマー招待>
2007-03-19
USPGAツアー・アーノルド・パーマー招待<3月15日〜18日・米国フロリダ州・ベイヒルC&ロッジ 7207ヤード パー70>
取材・文/武川玲子
ビージェイ・シンがついにベイヒルを制した。3打差を逆転し、今季はメルセデス選手権に続く2勝目、ツアー通算31勝目を挙げた。
シンにとっては念願の優勝だった。15年間出場し続けたベイヒルで3度も2位に甘んじた。2年前は、最終18番でセカンドショットを池に入れてケニー・ベリーに優勝をさらわれた。今年は4番、16番のパー5をパー4に改造、さらに難しくなったコースでようやくシンに勝利の女神が微笑んだ。
「18番ティで、このホールをパーにしなくても勝てると思ったら、本当に気持ちが落ち着いた(笑)」 (シン)
最終日、首位でスタートしたボーン・テイラーがスコアを伸ばせないのを尻目に、シンは前半で5つ伸ばして単独首位に躍り出た。インに入って11番パー4を3パットのボギー、12番パー5では2オンを狙ったショットが大きく左に曲がってラフへ打ち込むトラブル、しかし、ここから6メートルにつけたパットを見事に沈めバーディ。15番パー4もセカンドをサンドウェッジで70センチにつけてバーディと、一気にリードを広げた。結局、16、17番を連続ボギーとしたものの、2位以下に2打差をつけて逃げ切った。
ホストのアーノルド・パーマーからは
「(優勝まで)長い道のりだったね、素晴らしいプレーだった」
と笑顔で迎えられたシン、
「この優勝で自分がまだ勝てるという自信を取り戻すことができた。これからも勝ち続ける」
と今季の復活を証明。いよいよ始まるメジャー、2週間後に迫った“マスターズ”へ向けて手強い存在になりそうだ。
最終日に爆発が期待されたタイガー・ウッズは、スタートの連続バーディで波に乗るかと思われたが、前半はスコアを2つ伸ばしただけ。インに入ると、11番パー4をダブルボギー、さらに17番パー3ではティショットを池に入れてダブルボギー。最終18番パー4も第3打を池に入れてまさかのトリプルボギーと大乱調。結局3バーディ・2ボギー・2ダブルボギー・1トリプルボギーの76と大きくスコアを崩し、通算3オーバー、22位タイに終わった。
また、一時は2打差に迫ったセルジオ・ガルシアは5位タイ、アーニー・エルスは18位タイ、フィル・ミケルソン36位タイで終えている。


