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女子大生プロ・佐伯三貴が史上最速の初優勝<フジサンケイレディス>

2007-04-23


日本女子ツアー・フジサンケイレディス<4月20日〜22日・静岡県・川奈ホテルGC富士C 6464ヤード パー72>

取材・文/小高 拓
写真/佐々木 啓

 東北福祉大学に通う女子大生プロの佐伯三貴が、フジサンケイレディスクラシックでツアー初優勝を遂げた。
「まさか、こんな早く勝てるとは思っていませんでした。うれしいのひと言です」(佐伯)
 今年の1月にプロ転向した佐伯は、プロ4試合目での優勝、日数にして112日は、宮里藍の146日を更新するものだった。

 3打差に8人がひしめく混戦で始まった最終日は、中盤、さらに拍車がかかり1打差に5人。しかし、前半4つスコアを伸ばした全美貞が13番パー4で痛恨のダブルボギー。また、首位を走っていた上原彩子は15番パー4でダブルボギー。さらに並走していた飯島茜も16番パー5でティショットを左にOBのダブルボギー。難コース川奈の“ダブルボギー攻撃”が佐伯に追い風となった。
「あの連続バーディで、神様は私に微笑んでくれているのかなと思いました」(佐伯)
 他の選手を尻目に、13番パー4から3連続バーディで一気に伸ばし、16番を終えて2位に2打差をつけて混戦を抜け出した。
 嫌な思いもあった。
 前日の2日目に16番を終えて首位に並んでいた佐伯は、スコアボードで自分の位置を確認した。その瞬間、緊張で体が動かなくなり17、18番で連続ボギーをたたく。その教訓から、
「今日は、ボードを見ませんでした」(佐伯)
 と、18番こそボギーをたたいたが、17番パー3でティショットを土手下に落としながら、見事にパーセーブして優勝を手繰り寄せた。
「去年まではチーピンに悩んでいましたが、それがなくなりました」
 昨年から坂詰和久コーチと二人三脚でスイング改造。9番アイアンのハーフスイングやバドミントンのラケットを使った独自の練習法で、フェース面のアライメントをチェックし、今ではストレートボールを打てるにまで成長した。
 佐伯は高校卒業後、約1年、米国ハワイに留学している。その後、東北福祉大に入学したため、同い年の生徒より1学年下なため、現在も在学中である。
「普通なら今年卒業している年なので、昨年のQTは受験しようと思っていました。大学はあと1単位なので、卒業もバッチリです。プロとしての今年の目標は、優勝というより獲得賞金5000万円。ハードルが高いほうががんばれると思ったからです」
 と、きっぱりと言い切った。この優勝を含めて、1600万円弱。まだまだ達成までにはほど遠いが、今大会の自信を糧に実現してくれそうな気がする。

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