ニック・ワトニーがツアー初優勝<チューリッヒクラシック・オブ・ニューオリンズ>
2007-04-23
USPGAツアー・チューリッヒクラシック<4月19日〜22日・米国ルイジアナ州・TPCルイジアナ 7341ヤード パー72>
取材・文/武川玲子
ツアー3年目のニック・ワトニー(25歳)が69とスコアを3つ伸ばし、2位のケン・デューク(38歳)を振り切り、ツアー初勝利を挙げた。
トップ5の中で、優勝経験者はマーク・カルカベッキアただ一人という多くのニューカマーが上位を独占した今大会。ワトニーは初の最終日最終組に、
「昨夜は落ち着いて眠ったと思ったのに、今朝は5時半に目が醒めてしまった」
と緊張して最終ラウンドを迎えた。
通算12アンダーで2位のデュークに2打差の単独首位でスタートしたワトニー。出だしの3番、4番と連続ボギーでスコアを落としてしまう。追いかけるデュークは、昨年のネーションワイド(下部)ツアーで最優秀選手に選ばれた強者。こちらは2番、3番を連続バーディとし、すぐに首位を奪った。
しかし、この日の運はすべてワトニーに向いていた。
5番パー4、ワトニーの残り133ヤードからPWで打ったセカンドショットは、ピン手前からラインに乗ってカップイン。イーグルを奪ったワトニーが再びデュークと並び、ここから二人のマッチプレーとなる。
インに入って、ワトニーは10番で3パットのボギーとスコアを落とすが、すぐに11番で取り戻した。明暗を分けたのは14番パー3。1メートルにつけてバーディを奪ったワトニーに対し、デュークは2メートルのパーパットを外すと2打差。結局ワトニーがこの2打差を守って初優勝を決めた。
「まだ夢の中にいるようだ。あの5番のショットはすごくいいショットだったけれど、入ったのは幸運だった。ツアーに勝つには幸運も必要、今日は間違いなくボクにすべての運が向いていた」
と勝利が決まった瞬間、両手を挙げてキャディと抱き合った。
マスターズを制したザック・ジョンソン、そして先週のブー・ウイークリーに続き3週連続でネーションワイドから上がってきた選手によるツアー初優勝。新時代の幕開けを感じさせるワトニーの優勝となった。


