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スコット・バープランクが逆転優勝<EDSバイロンネルソン選手権>

2007-04-30

USPGAツアー・EDSバイロンネルソン選手権<4月26日〜29日・米国テキサス州・TPCフォーシーズンス 7022ヤード パー70>

取材・文/武川玲子

 地元のスコット・バープランクが逆転優勝。バープランクは今季初勝利、01年のベルカナディアン以来6年ぶりのツアー通算5勝目(アマチュア1勝を含む)を挙げた。
 18番ホール、1メートルのパーパットを沈めたバープランクは、その場に頭を抱えてしゃがみ込んだ。バープランクにとってこの“バイロンネルソン”での優勝は特別な意味がある。昨年9月94歳で他界したネルソン氏とは少年時代に何度も一緒にプレーをした憧れの人だ。
 そのネルソン氏に捧げる優勝とばかりに、バープランクは右手で大きな拳を握ると天に向かって大きくガッツポーズ、喜びを噛みしめた。

 最終日、首位のルーク・ドナルドに1打差2位でスタートしたバープランク。二人による序盤からバーディ合戦、だが中盤でドナルドのショットが乱れ、9番パー4でダブルボギー。これでバープランクが逆転し1打リードで後半を迎えた。一時はバープランクが3打リードと差を広げたが、終盤ドナルドが追い上げ再び1打差に迫られる。
 そして迎えた最終18番パー4。両者ティショットをフェアウエーに打つと、ドナルドがピン3メートルに2オン、バープランクもほぼ同じラインの3.5メートルにつけた。バープランクが打ったバーディトライは1メートルオーバー、ドナルドがプレーオフの望みをかけたバーディパットはわずかにカップをはずれた。
「こんなに緊張したパーセーブはボクのゴルフ人生で初めてだった」
 というバープランク、この返しのパーパットを見事にカップの真ん中に沈めパーセーブ。ドナルドを1打差で退け逆転優勝を決めた。
 毎年18番グリーンサイドに座っていたネルソン氏はもういない。そこにはペギー夫人がネルソン氏の愛用していたハットを持ってバープランクの優勝を見守った。
「スコットの優勝を誰よりもバイロンが喜んでいるはず。私も本当に嬉しい」(ペギー夫人)
 とネルソン氏のハットはバープランクに手渡された。
「子供のころからネルソン氏に憧れて、いつも彼のプレーを見てきた。この試合に勝つことはボクの夢だった。あのパットが沈んだとき、『夢が叶った。ありがとう』と天に向かって叫んだんだ」
 と、バープランクにとってうれしい1勝となった。
 パットが好調で上位進出に期待がかかった今田竜二は、最終日の出だしで2連続バーディを奪ったが、スコアを伸ばし切れずに67。それでも単独9位と健闘した。
「最終日の3アンダーは上出来です。今週は本当に良いゴルフでした」(今田竜二)
 また、丸山茂樹は最終日を72とスコアを落として44位で大会を終えている。

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