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スサン・ペテルセンがノルウェー人初のツアー優勝<ミケロブウルトラオープン>

2007-05-14

USLPGAツアー・ミケロブウルトラオープン<5月10日〜13日・米国バージニア州・キングスミルリゾート&スパ・リバーC 6351ヤード パー71>

取材・文/武川玲子

 50センチのウイニングパットをカップに沈めるとスサン・ペテルセン(ノルウェー)は拳を何度も振り下ろした。
「やった! ついに勝った!」
 李知映とのプレーオフを制したペテルセンがついにツアー初勝利を決めた。
 強風が吹いた最終日、首位の李に4打差の3位タイからスタートしたペテルセン。
「大差があったので勝つことは考えていなかった。ともかく自分がいいスコアを出すことだけを考えてスタートした」
 と、この日は3バーディ・ノーボギーの68で、通算10アンダー。スコアを1つ落とした李に土壇場で追いつき勝負はプレーオフへ。

 両者バーディが取れずに3ホール目へ突入。李は3メートルの絶好のバーディチャンスにつけ、ペテルセンは第2打をグリーン奥のカラーにこぼしたが、これを50センチに寄せて、李のバーディパットを見守った。
 李は果敢にバーディを狙ったが、カップ手前でわずかに切れて80センチオーバー。次の瞬間、悪夢が待っていた。先に打った李のパットはカップに蹴られてまさかのボギー。ペテルセンが勝利を決めるパーパットを打つ瞬間、李の目からは涙が溢れた。
「勝てる試合だったのに自ら捨ててしまった。本戦でもオーバーパーだったのが悔しくてならない」(李知映)
 勝ったペテルセンも今季は何度も苦い思いをしていた。3月のセーフウエイ国際ではロレーナ・オチョアとデッドヒートの末に負け、そしてクラフトナビスコ選手権でも首位で最終日を迎えながらスコアを崩して敗れた。
「ナビスコでの経験がとても大きかった。あれからゴルフはどんどんよくなって、今週はナビスコよりもずっといいプレーができていた。初優勝というのは本当に特別。子供のころから夢見てきたのだから」
 というペテルセンは、北欧ノルウェーの出身。
「夏は短いけれど両親に連れられて子供のころからコースに出ていた。もしゴルフをしていなければ私はプロスキーヤーになっていたわ」
 と、スキーもプロ級の腕前だという。
 欧州ツアーでもプレーオフまで行きながら優勝のなかったペテルセン、ノルウェー人初のツアー勝利に、
「今ごろ国ではきっと大騒ぎよ」
 と笑顔で語った。

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