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プレイヤーズ UP TO DATE:石川遼<マンシングウェアオープンKSBカップより>

2007-05-21


世界の記録を大きく塗り変えたニューヒーロー誕生

取材・文/井上兼行
写真/佐々木 啓

 石川は、埼玉県出身で1991年8月17日生まれ。ゴルフは小学校1年生のときに、父の練習に無理やりついていって始めたという。今大会でも見せた攻めのゴルフは、小学4年生時からの身上。現在は東京都の杉並学院高校(1年生)に通いゴルフ部に在籍。これまで、プロトーナメントに参戦したことはない。また、2005年に全国中学校ゴルフ選手権に優勝したが、昨年の日本アマでは予選落ちと、全国区としてはまったく知られていなかった。

 中学時代は陸上部に在籍。短距離の選手として活躍しながら、並行してゴルフの練習も毎日欠かさない。
「陸上をしていた、というのがボクのゴルフに大変役立っています。特にスイング時の右足の蹴り。これが飛距離アップにつながっています」
 柔らかい体で弓を引くようにテークバック。石川もいうように、右足を蹴ってしなやかに力強くクラブを下ろす。
「練習場で少し見たが、『何だこのきれいなスイングは!』と思った」
 とジャンボ尾崎。
「素晴らしいことは攻めていたこと。フェアウエーが狭くても、しっかりドライバーを持っていた」(久保谷健一)
「全部いいほうに回っていた。ゴルフ界に救世主あらわるですね」(立山光広)
 同組の二人も、ただただ舌を巻くばかりだ。
「自分の中での目標は世界。世界中のゴルフファンに愛されるプロになりたいと思います。でも、それはすごく難しいこと。プレーもそうですが、ファンサービスなどもきちんとしなくてはいけません。大勢のギャラリーの中でプレーしたのは初めてですが、ホールを終えるごとにどんどんギャラリーが増えて応援してくれました。次の目標は日本アマです。ぜひ、勝ってみたいです」
 前半は、「高校生頑張れ!」だったが、バック9に入ると「石川君頑張れ!」に声援は変わっていった。岡山発で世界に石川遼の名前が知られた瞬間だった。

●石川選手が塗り替えた記録
◎日本ツアーアマチュア優勝
 倉本昌弘(25歳)1980年中四国オープン
 片山晋呉(20歳)1993年水戸グリーンオープン(チャレンジ競技)
◎最年少優勝記録
<日本男子ツアー>
 セベ・バレステロス(20歳7カ月)1977年日本オープン
 ※ 日本人では、中嶋常幸(22歳4日)1976年ゴルフダイジェスト
<日本女子ツアー>
 宮里藍(18歳101日)2003年ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン
<米ツアー>
 ジョニー・マクダーモット(19歳10カ月)1911年全米オープン
<欧州ツアー>
 デール・ヘイズ(18歳290日)1971年スパニッシュオープン

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