プレイヤーズ UP TO DATE:片山晋呉<三菱ダイヤモンドカップより>
2007-05-28

ツアー屈指の難コースで9バーディ奪取
取材・文 /伊藤昇市
写真/鈴木建夫
今大会、優勝争いに加わることがなかった片山晋呉だが、最後に魅せた。最終日、ロストボールの不運(3番ホール)がありながら、65の(今大会)ベストスコアをマーク。両サイドを林に囲まれた狭いフェアウエーに、太平洋から風が吹き抜けるツアー屈指の難コース、大洗ゴルフ倶楽部(7156ヤード、パー71)でのビッグスコアだけに価値がある。今季まだ優勝のない片山だが、いよいよエンジンがかかってきたようだ。
今年、三菱ダイヤモンドカップの舞台となった大洗ゴルフ倶楽部は、木々の生長に伴い、枝がコースに突き出てティショットも構えづらくなるなど、年々その難度を高くしている。多くの選手が、バーディを取るよりボギーをたたかないことに必死となるコースだ。
そんな中、3番でのロストボールによるダブルボギーのほか、10番でもボギーをたたいた片山だったが、取りも取ったり9バーディ。
「パターを長尺に変えたのが大きかったのかもしれないけど、ショットのバリエーションを増やしていたのが、今日やっと試合でできるようになったという感じ。ボールの曲げ方や、スピン量を計算しながら止めるなど、去年まで想像もしていなかったショットで攻めることができた」(片山)
今年のマスターズ、予選は突破したものの、硬くボールの止まらないグリーンに世界との差を見せつけられた。帰国後、その差を埋めるべく、
「大きなミスになることを承知のうえで試行錯誤しながら、実践で試している」(片山)
今までほとんどアンダーパーで回れなかったという大洗ゴルフ倶楽部での65だけに、しっかりとした手応えをつかんだようだ。
ツアー通算22勝目、そして4年連続賞金王に向け、片山の準備は整った。


