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最終ホール、強気のパットで平塚哲二が混戦を制す<三菱ダイヤモンドカップ>

2007-05-28


日本男子ツアー・三菱ダイヤモンドカップ<5月24日〜27日・茨城県・大洗GC 7156ヤード パー71>>

取材・文 /伊藤昇市
写真/鈴木建夫

 最終日、前半終了時点で1打差に7人(1アンダー=平塚哲二、藤田寛之、P・マークセン、イーブンパー=広田悟、宮里聖志、丸山大輔、谷口徹)がひしめく大混戦となった今年の三菱ダイヤモンドカップ。その後も一時期トップ(1アンダー)に6人が並び、誰が優勝するのか予想のつかない展開となったが、最終18番ホール、強気のパットでバーディを奪った平塚哲二が通算2アンダーでツアー4勝目を挙げた。

 後半に入って1歩抜け出したのは最終組で回る藤田寛之。2アンダーで単独首位に立っていたが、17番(456ヤード、パー4)でティショットを右の林に入れ、スコアを崩す。そのとき、1組前で回る平塚哲二は18番ホール(437ヤード、パー4)のグリーン上、6メートルのバーディチャンスを迎えていた。
 すでに1アンダーで広田悟、宮里聖志がフィニッシュしている。同じ1アンダーの平塚は、藤田がスコアを落としていることを知らなかった。
「最終ホールはバーディを獲らな藤田さんに追いつかんと思って、(本来なら3番ウッドで安全に攻めたいホールだが)ティショットからドライバーで攻めていきました。バーディパットは3パットでもええから、しっかり打ってギャラリーをわかせたろうと考えてました。でも打った瞬間、あっ、強すぎるってヒヤッとした(笑)。入らなかったら、かなりオーバーしてたはず」(平塚)
 気合いを込めたバーディパットは、「下って、若干上りという難しいライン」だったが、ボールをカップの向こう側の淵に当てて沈めた。こぶしを握りしめガッツポーズする平塚。その直後、藤田が大きくスコアを落としていることを聞いた。
「えっ、マジ? 俺、優勝?」(平塚)
 正確には藤田と回る谷口の18番ホールの結果待ちだったが、谷口が2打でカップインしなければ追いつかず、この時点でほぼ優勝は確定した。
 もし藤田が大たたきしたことを知っていたら?
「ティショットから刻んでいたし、パッティングも弱気になって入らなかったと思う。プレーオフ狙いのゴルフをしてたと思いますよ。知らなくてよかったぁ(笑)」
 04年三菱ダイヤモンドカップで優勝したときの開催コースも、今年と同じ大洗ゴルフ倶楽部。トッププロを苦しめる超難コースで再び勝てたことは、「大きな自信になります」という平塚。
 次は、自身がまだ成し遂げていない年間2勝を目指す。

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