ドンファンがプロ最年少優勝<〜全英への道〜ミズノオープンよみうりクラシック>
2007-06-25

日本男子ツアー・全英への道〜ミズノオープンよみうりクラシック<6月21日〜24日 兵庫県・よみうりCC 7138ヤード パー72>
取材・文/秋山義和
写真/村上 航
晴天と豪雨が交互に訪れる不安定な天候の中開催された、〜全英への道〜ミズノオープンよみうりクラシック。最終ラウンドは濃霧のためノーゲームとなり、54ホール競技に短縮した大会を制したのは“ゴルフ界のマツザカ”ことドンファンだった。
「何の言葉でも足りない。まずはお父さんとお母さんにこの気持ちを伝えたい」
そう流暢な日本語で、うれしい初勝利の味を表現したドンファン。昨年から公言していたツアー最年少優勝こそ、“ハニカミ王子”石川遼クンに抜かれてしまったが、セベ・バレステロスが持つプロゴルファーとしての日本ツアー最年少記録(20歳7カ月)を約4カ月半も更新した。
「狙っていました。バレステロス(1957年4月9日)とは誕生日(87年4月9日)も同じなので……」
狙って勝つ、その大器の片鱗を見せつけたドンファンだが、それ以上に会場のよみうりCCに足を運んだギャラリーを驚かせたのが、最難関ホールといわれる18番で3日連続バーディを奪ったことだ。平均ストローク数が初日4.886、2日目5.156、3日目4.896と各選手が苦しむ中、毎回バーディを奪取。20歳になったばかりとは思えない、安定したゴルフを展開し、大会唯一の2ケタアンダーの12アンダーをマークした。これで全英行きのチケットも手に入れたドンファン。
「夢の中で出てきた大会。あと3週間しかないので練習し、飛距離をショートゲームでカバーできるようにしたい」
ドンファンのメジャー初挑戦まで約3週間。その容姿が似ていると言われる“兄”松坂大輔(ボストンレッドソックス)は米国で大活躍しているので、今度は“弟”がスコットランドで大暴れすることを期待したい。


