李宣和が今季初優勝。宮里藍惜しい準優勝<HSBC女子世界マッチプレー>
2007-07-23
USLPGAツアー・HSBC女子世界マッチプレー<7月19日〜22日 米国ニューヨーク州・ワイカギルCC 6273ヤード パー71>
取材・文/武川玲子
李宣和(イ・ソンファ・韓国)が宮里藍を2アンド1で破り、今季初優勝でツアー通算2勝目を挙げ、惜しくも準優勝となった宮里は悲願の米ツアー初優勝を逃した。
ビッグネームが次々と姿を消す波乱の幕開けとなった女子世界マッチプレー。第1シードのロレーナ・オチョアが2回戦でミーガン・フランセラに破れると、アニカ・ソレンスタム、ポーラ・クリーマーも2回戦で敗退した。
その中で宮里藍は順調に勝ち進み、最終日の準決勝でマリア・ヨース(スウェーデン)に3アンド2で勝利すると、ついに決勝へ進出。相手は優勝候補の金美賢(韓国)を準決勝で破り波に乗る李宣和。
しかし決勝ラウンドは、序盤から宮里が苦しいスタートとなる。1番パー4で宮里がボギーとし李が1アップ。2番で李がボギーとしオールスクエアに戻したが、宮里が3番4番を連続ボギーとして李の2アップ。ここから李は終始マッチをリードし、宮里につけ入る隙を与えなかった。
李2アップのまま後半に入り、11番パー4では李がセカンドをグリーンオーバーさせボギー、宮里が1つ取り戻した。しかし続く12番パー4で、今度は宮里がセカンドをオーバー、セミラフからの下りのラインをパターで寄せようとしたが、これが芝に喰われてショート、このホールをボギーとし再び李の2アップとなった。宮里は14番パー4のバーディで1つ取り戻したが、15番パー4で李が再びバーディとその差は縮まらない。
李が2アップで迎えた17番パー3はドーミーホール。先に打った李のショットはカップをかすめてピン上2メートル、だが宮里も気迫でピン右1.2メートルにつけてみせた。そして宮里が見守る中、慎重に打った李のバーディパットが見事に沈み戦いに終止符を打った。
「今週はパッティングの調子が最高だった。こんなに早く米ツアーで2勝目を挙げることができるとは思っていなかった。これも一生懸命練習を積んできたことが自信となったから。特に今日はマッチプレーに強い金美賢に準決勝で勝ったことが、決勝でアイに勝つ勢いになったと思う」(李)
李は昨年ツアールーキーを迎えた宮里と同期の21歳。14歳のときに母国韓国でプロ入りした異色の選手だ。昨年5月のショップライト最終日では、首位の宮里を逆転してツアー初勝利。昨年の最優秀新人賞にも輝いた。またもや宮里の行く手を阻んだ李、この勝利でADT選手権の出場権も獲得した。


