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タイガー・ウッズがメジャー13勝目<全米プロゴルフ選手権>

2007-08-13

USPGAツアー・全米プロゴルフ選手権<8月2日〜5日 米国オクラホマ州・サザンヒルズCC 7131ヤード パー70>

取材・文/武川玲子

 最終日2位に3打差の首位でスタートしたタイガー・ウッズが、40度を超える灼熱の暑さの中、追い上げるアーニー・エルス、ウッディ・オースティンを振り切り今季の初メジャー制覇、メジャー通算13勝目を飾った。

 これまでウッズは、メジャー3日目を終えて首位(タイを含む)に立った12度を全勝とパーフェクト。そのタイガー神話は崩れなかった。
 2日目に大会記録に並ぶ63をマークし首位に躍り出ると、3日目は安全にプレーし首位をキープ。最終日は2番でボギーにするなどショットがやや不安定だったが、ここぞという場面でパットがさえた。
 前半で1つスコアを伸ばし8アンダーと4打リードして迎えたバックナイン、エルスとオースティンがウッズを追いかける。エルスは前半で3つスコアを伸ばしウッズに3打差、9番、11番と短いパットを外してチャンスを惜しくも逃したが、13、14番で連続バーディを奪うと14番で3パットのボギーとしたウッズについに1打差に迫った。
 しかし、ウッズのメジャーに懸ける執念はすざましかった。15番パー4、残り179ヤードを7アイアンでピン3.5メートルにつけるとこれをねじ込みバーディ、汗にまみれたウッズの右手が大きく天に突き上がった。
 これで再び2打差、エルスの追い上げも力尽き16番でボギー。ウッズは2打リードで迎えた18番もパーで収めて優勝を決めた。
 ウッズが両手を大きく挙げて勝利を祝う姿をエリン夫人と6月に生まれたばかりの愛娘・サムちゃんが見守っていた。
「これまでメジャーでは父と母がいてくれた。でも今回、エリンとサムがそこにいてくれたことは、この優勝をもっと特別なものにしてくれた。こんな気持ちは初めてだ」
 今季のメジャー無冠を返上、これでメジャー13勝目、ウッズが目指すニクラスのメジャー通算18勝の記録にあと5つ。
「こんなに早くメジャー13勝を挙げられるとは思っていなかった。18勝はまだまだ長い道のり、それまでボクが健康でゴルフがさらに上達すれば、いつか達成できると思う」
 今季はこの勝利を含むツアー5勝、
「2000年(メジャー3勝)のボクよりも今の方がずっといい選手だ」
 と、さらに強くなったことを強調するウッズ、2週後から始まる初のプレーオフ“フェデックスカップ”ではどんな戦いを見せてくれるのだろうか。
 また、日本勢でただ一人予選通過を果たした片山晋呉は、2日目に67とアンダーパーをマークしたが決勝ラウンドではスコアを落とし通算9オーバーの50位タイ。
「それでも今週はショットがすごくよかったし、4日間ダボがなかったのは成長の証。2年前よりも確実にうまくなっている。あと一回はメジャーでも優勝争いをしたい」(片山)
 と酷暑の疲れにもめけず満足げに帰国の途に着いた。

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