スティーブ・ストリッカーが6年半ぶりの優勝<プレーオフ第1戦ザ・バークレーズ>
2007-08-27
USPGAツアー・プレーオフ第1戦ザ・バークレーズ<8月23日〜26日 米国ニューヨーク州・ウエストチェスターCC 6839ヤード パー71>
取材・文/武川玲子
フェデックスカップのプレーオフ第1戦となったザ・バークレーズ、スティーブ・ストリッカー(米)が6年半ぶりの勝利で今季初優勝、ツアー通算4勝目を挙げた。
1打リードで迎えた最終18番、2メートルのバーディパットを沈め、崔京周(韓国)を2打差で抑え優勝を決めたストリッカーの目には涙が溢れた。
「苦しい戦いだった。本当にうれしい」
キャディとしっかり抱き合うとストリッカーは言葉を詰まらせた。
ストリッカーが2位に2打差の単独首位で迎えた最終日、追いかけるのは今季2勝を挙げている崔。その崔が序盤でスコアを落とし4打差まで後退すると、アーニー・エルス、ジェフ・オギルビーらメジャーチャンピオンが次々とスコアを伸ばし、一時は2打差に5人がひしめく混戦状態となった。
しかし、崔は9番10番と連続バーディを奪い再び波に乗り、12番では15メートルのパットを沈め、13番をボギーとしたストリッカーを逆転、ついに首位へ。ここからは崔とストリッカーの一騎打ち。16番パー3、崔が3メートルのバーディパットを外し、ストリッカーは3メートルを沈めてバーディ、再び首位タイに並んだ。
勝負の分かれ目となったのは17番パー4。崔がティショットを右に曲げたのを尻目にストリッカーはフェアウエーからピン下1.2メートルにつけバーディ。ストリッカーが首位を奪い返す。
そして迎えた最終18番パー5。崔の2オンを狙ったショットがグリーン左の難しいバンカーにつかまり万事休す。最後もバーディで締めくくり3連続バーディとしたストリッカーが逃げ切った。
30歳のストリッカーは96年にツアー2勝を挙げ、アメリカの若きホープとして大きな期待のかかった選手。01年にはWGCマッチプレーに優勝したが、そこから苦難の時代が始まった。04年以降賞金ランクでのシード権を取れずに、05年は過去の優勝者としてツアーに参戦、そして、昨年ようやくランク34位と復活を遂げた苦労人。
「もう2度とツアーで勝てないかと思った」
というストリッカーは、この優勝でフェデックスカップポイント9000点を稼ぎ、タイガー・ウッズを抑え首位に躍り出た。次週はいよいよプレーオフ2戦目、ウッズも参戦し賞金1000万ドルへの熱い戦いが続く。
また、前週の活躍でプレーオフ1戦目の出場資格を得た丸山茂樹は96位タイで予選落ちし、2戦目への進出はならなかった。今田竜二も113位タイで予選落ちしたが、総合ポイントで58位につけ2戦目へ進んだ。


