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宮本勝昌が4年ぶりのツアー6勝目!<KBCオーガスタ>

2007-08-27


日本男子ツアー・KBCオーガスタ<8月23日〜26日 福岡県・芥屋GC 7142ヤード パー71>

取材・文/井上兼行
写真/村上 航

「優勝するのは、本当に難しい。これまでの優勝の中で、一番苦しい試合でした」
 連日32度を越える暑さと、均衡した試合展開に疲れた表情で語った宮本勝昌。

 2位に1打差の首位で迎えた最終日は、2番ホールでバーディと出だしは上々。しかし、ティショットは決してほめられるものではない。フロント9でフェアウエーをとらえたのは2回。
「スタート前に、手が震えているんです。練習場ではいいけど、試合では緊張してうまくスイングできない。ギクシャクしていました」
 その中でも勝てたのは、経験と実力。たとえば、4番ホール。第2打は木の真下のライで、木々がさえぎりグリーンは見えない。フェアウエーに出して3打目勝負がセオリー。しかし宮本は、木の枝の間1メートルの隙間に向かってアドレス。ボールは、グリーンオンしなかったものの、寄せてパー。“これぞプロ”という技に、ギャラリーは目を見開いて拍手を送った。
 そして、宮本の優勝を支えたもう一つ力は、キャディの島中大輔さんだ。
「ボクは、ゴルフでマイナス志向……。それを強烈なプラス志向でプラスマイナスゼロ、いえプラスにしてくれるのが彼なんです」
 島中さんと宮本は、ジュニア時代からの気の合うゴルフ仲間だった。高校、大学も別々だったが、島中さんが大学を中退して研修生になった98年にキャディを依頼した。
「98年にゴルフ日本シリーズJTカップに優勝したときも彼。翌年に米ツアーに挑戦したときも、一緒に行きました」
 これまで挙げた5勝のうち、3勝は島中さんがキャディバッグ担いだときだった。
「99年にコンビを解散。島中さんは、サラリーマンになりました。でも、成績が思うようにいかないし、キャディは彼じゃないとダメと思うようになった」
 と、再び声をかけ、昨シーズンからコンビは復活した。
「声をかけてもらったのはうれしかったですよ。ボクは宮本選手と同じ年。年齢的にも最後のチャンス。今回勝てたのは本当にうれしいです」(島中さん)
 一番苦しかったという今回の勝利は、4年間の思いが凝縮したものになった。
「自信もついたし吹っ切れました。40歳までに賞金王になってマスターズに出たい、という気持ちも復活しました」
 この1勝をただの1勝にはしないつもりだ。

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