プレイヤーズ UP TO DATE:小田孔明<KBCオーガスタより>
2007-08-27

福岡勢3連覇ならず……
取材・文/井上兼行
写真/村上 航
最終日、上がり3ホールを迎えるまでに、6バーディ、ノーボギーで6位タイから優勝争いに加わった小田孔明。地元福岡県出身の飛ばし屋にギャラリーは大声援。首位と1打差で迎えた18番ホール、パー5。ギャラリーの興奮は頂点に達した。
小田なら2オンは十分可能、イーグルなら逆転優勝も見えていたからだ。しかし、
「18番ホールは何が何でもイーグルを取りたかったんです。大勢のギャラリーが応援してくれたし、たくさん友達も来てくれた。優勝は意識せず、いいプレーを見せたくて……。でも、力が入っちゃいましたね」
ティショットが右のラフ。グリーンまで250ヤードをスプーンで狙った第2打も、大きく曲げてグリーン右奥へ。しかし、ここで終われない。アプローチを4メートルに寄せてバーディチャンス。決めればプレーオフだ。
「下りのスライスライン。打ち切れませんでした……。今年は、何度か優勝争いをできていますが、この大会は地元。試合前から優勝したいとプレーしていました。でも、精神力、技術とまだまだ足りないですね」
終始、下を向きながら半分自分に言い聞かせるように語る小田の姿は、本当に悔しそうだった。
「何より、福岡3連覇をできなかったのが悔しいっス」
一昨年は、福岡県在住の伊澤利光、昨年は同県出身の手嶋多一が制した同大会。同じく福岡出身の小田。福岡勢で3連覇は、伊澤が予選落ち、手嶋は今年から欧州ツアー参戦の中で、小田には強い思いもあったのだ。
しかし、今回2位タイで賞金ランキング6位は、小田の実力の証。今シーズン中にも、地元にツアー初勝利を届けられるだろう。


