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“日本の若きエース”谷原秀人が自身初の2週連続V<サントリーオープン>

2007-09-10


日本男子ツアー・サントリーオープン<9月6日〜9日 千葉県・総武CC総武C 7143ヤード パー70>

取材・文/秋山義和
写真/藤田雄二

「ゴルフが楽しいッス」
 自身初の2週連続優勝を飾った谷原秀人は、短い言葉でそう喜びを表現した。
 石川遼クンで話題を集めたフジサンケイクラシック。そして、35年の幕を閉じることが決まったサントリーオープンに3年ぶりに日本ツアー参戦した丸山茂樹。話題に事欠かない中、“日本の若きエース”がその存在感を新たにした。

 今年の谷原はスイング改造のため、春先は出遅れた。持ち球のフェードボールを世界で戦えるように、出球をよりストレートにするために取り組んでいたが、初出場したマスターズでその設定レベルが少し高いものになったのだろう。
「まだ、ボールは曲がっています」
 最終日78.57パーセントという高いフェアウエーキープ率でも、まだまだ谷原は満足していない。だが、春先に比べたら、初日64.29パーセント、2日目42.86パーセントとキッカケをつかみつつある。
「よう曲がっていたのに、よくやるわ」
 3日間同組で、コース外でも“舌戦”を繰り広げた谷口が舌を巻くほど。2打目、3打目で確実にピンを絡めてきた。最終日1番での、ラフからの木を越えなければならない難しい局面で、フェースを開いて打ったロブショットがピンそば50センチに寄り、ナイスパー。同15番でも切れ味鋭いアイアンショットで、バーディを奪う“魅せるプレー”にギャラリーは大興奮。パッティングとかみ合った結果が、12番からの驚異の4連続バーディにつながった。
 これで賞金ランキングも8位から3位にランクアップ。台風により54ホール競技となったため、優勝賞金2000万円の75パーセントが同ランキングに加算され、首位を走る谷口とは、まだ約3600万円差がある。
「あと一回勝たないとだめですね」
 今シーズンも残すところ9試合のみ。世界と戦える若きエースは「今年こそ賞金王を獲る」と、その目の鋭さを増している。終盤戦の“谷原チャージ”に期待したい。

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