谷口徹が6打差を逆転し、3年ぶりの2度目の制覇<日本オープンゴルフ選手権>
2007-10-15

日本男子ツアー・日本オープンゴルフ選手権<10月11日〜14日 神奈川県・相模原GC 7259ヤード パー72>
取材・文 /伊藤昇市
写真/中野義昌
第72回日本オープンゴルフ選手権最終日は、5アンダーで単独首位に立つ小田孔明と、2打差で追う片山晋呉の最終組二人による一騎打ちかに思われたが、2組前を回る1オーバースタートの谷口徹が驚異の66をマーク。6打差を逆転し、04年以来2度目の日本オープン制覇を成し遂げた。
狭いフェアウエーに深いラフ、さらに硬いグリーン・・・・・・難しいコースセッティングに、上位選手が皆、「ビッグスコアは期待できない。パープレーを目標にしてチャンスをうかがう」と口を揃えていた今年の日本オープン。
最終日、谷口徹がマークした66のスコアは、4日間最高のゴルフができたという片山晋呉(通算3アンダー、単独2位)にして、「すごい、(自分には)出せない」と言わしめた。
「3日目までいいゴルフをしていたが、結果につながらなかった。最終日は自分のプレーに集中することだけを考えていたけど、8番のバーディでいけるかなぁと思った」(谷口)
8番でこの日5つめのバーディを奪い首位タイに並ぶと、10番でもバーディを奪い主導権を握る。そこからはドライバーを封印し、4番ウッド、もしくは5番ウッドで確実にフェアウエーをとらえる刻みに徹した。
「ラフに入れて、ただ出すだけというのは避けたかった。ドライバーより40ヤードくらい距離が残っても、アイアンには自信があるからね」(谷口)
谷口と同組だった藤田寛之は、
「ドライバーでナイスショットすればウェッジの距離が残るホールでも、5番ウッドを使って確実にフェアウエーにボールを置き、そこからビシッとバーディチャンスにつけてくる。刻めば簡単というわけではない。よっぽどショットがしっかりしていないと、できない芸当です」
と、この日の谷口のプレーぶりに脱帽といった様子。
4アンダー、2位の片山に1打リードで迎えた18番(556ヤード、パー5)は、
「なんとか5アンダーにして、後の組にプレッシャーをかけておきたかった」(谷口)
が、ここでもティショットに選択したのは5番ウッドだ。フェアウエーど真ん中にキープし、2打目も5番ウッド。残り距離79ヤードをSWでピンの右1.5メートルにつけ、計算通りにスコアを伸ばした。
「日本オープンの優勝カップに2回目の名前が刻まれると、3回目も刻みたくなってきた」(谷口)
また、この優勝で今季3勝目。自身5年ぶり2度目の賞金王もぐんと近づいてきたが、
「まだ大きな試合も残っているし、どん欲に優勝を狙って、あと2勝はしたい」
と、年間自己最多の5勝を目標にする。この先も谷口のガッツポーズが男子ツアーを盛り上げてくれそうだ。


