自己ベストタイ記録に並ぶ、横峯さくらが今季3勝目<富士通レディース>
2007-10-15

日本女子ツアー・富士通レディース<10月12日〜14日 千葉県・東急セブンハンドレッドC 6591ヤード パー72>
取材・文/秋山義和
写真/村上航
横峯さくらが2006年の3勝に並ぶ、約2カ月ぶりの勝利を挙げた。辛酸をなめさせられ続けた上田桃子との三度目の最終組対決も制し、笑顔がはじけた。
「昨年の目標をあと6試合でできたのはうれしい。(プレーオフは)やって負けたら仕方がないけど、勝ちたいと思っていた」
上田が80センチのウイニングパットを外し、サプライズで始まった横峯さくらのプレーオフ。今年はスタンレーレディスとクラシエフィランソロピーLPGAプレイヤーズチャンピオンシップ、そしてゴルフ5レディスの計3戦で3敗。プレーオフでの弱さを露呈していた横峯だが、その理由は悔しさが足りていなかったという。
しかし、今回は違っていた。姉・留衣の参戦により、久しぶりに母親・絹子さんの顔を見ることができた。そのうえ、忙しい合間を縫って会場入りした父・良朗さんの指導を受けたことが励みとなった。
「ドライバーが左にいったり、まだごまかしのショットが多かった。でもセカンドがピンに絡んでくれた」
そんな横峯を心配し、良朗さんは2日目のラウンド後、ボールをスクエアにとらえるために、ティアップしたボールをウェッジからアイアンまで打たせていた。さらに、方向性を高めるためにターゲット方向にヒモを置き、その先に逆さにしたバケツを置く、初の試みで決戦に臨んだ。勝負を決めたプレーオフ2ホール目にバンカーから放った8番アイアンでのショットが、ピンに向かったのは象徴的だ。そして、6オンの上田を横目に、2オン2パットのパーフィニッシュ。
この勝利で初の賞金1億円突破した横峯さくらは、ライバルの宮里藍が記録した2004年の1億2297万2349円まであと約2150万円。初の賞金女王へ向け、そのチャンスをグッと引き寄せたうれしい一勝だった。





