プレイヤーズ UP TO DATE:深堀圭一郎<ブリヂストンオープンより>
2007-10-22

最終ホールに待っていた落とし穴。「今季中に必ずリベンジします!」
取材・文/川内一史
写真/佐々木啓
「残念です」
試合後の会見でこう第一声を発すると、しばらく言葉が続かなかった。その表情からは、あと一歩のところで優勝を逃した悔しさが痛いほど伝わってきたが、同時にまた、戦い終えたすがすがしさのようなものも感じられた。
首位に2打差の7位タイで最終日のスタートを切った深堀圭一郎は、前半から順調にスコアを伸ばす。16番パー5でこの日6個目のバーディを奪うと、トータル18アンダーでついに単独首位に躍り出る。17番パー3をパーセーブし、最終18番パー5へ。今季初優勝は、すぐそこにあった。
ティショットはフェアウエーへ。グリーンまで残り261ヤード。
「風がフォローだったので、5番ウッドでぴったりの距離」
しかし、
「ヒールに当たってしまった」
という打球は、グリーン右手前の池へ。ここで深堀は、ウオーターショットを選択する。
「今日は7アンダーくらいで回らないと勝てないと思っていた。バーディをとるためには、狙いにいくしかない」
しかし、一度は池の外に出たボールは、無情にも再び水中に転がり落ちる。ほぼ同じ状況からの第4打で何とか水の悪夢から抜け出したものの、この日初めてのボギー。トータル17アンダーにスコアを落とし、プレーオフに望みをかけて後続の結果を待つ。しかし、最終組の片山晋呉が18番でバーディパットを沈めた瞬間、今季初優勝はまさに泡沫のごとくその手から消えていった。
「(石川)遼クンみたいに、もっとウオーターショットの練習をしておけばよかったですね(笑)」
そうおどけて語るも、
「逃げて負けたわけではなく、攻めた結果のミスだから納得しています。サバサバした悔しさ、という感じです」
と、今後に向けて深堀らしいポジティブなコメントも飛び出した。
「今季のうちに必ずリベンジします!」
選手会長の奮起に期待がかかる。


