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上田桃子が日本人最年少米ツアー優勝<ミズノクラシック>

2007-11-05


USLPGAツアー・ミズノクラシック(特別公認・日本女子ゴルフ協会)<11月2日〜4日 三重県・近鉄賢島CC 6506ヤード パー72>

取材・文/秋山義和
写真/村上航

 LPGAツアーのアジアンサーキット最終戦・ミズノクラシックで、上田桃子が通算13アンダーで今季4勝目を挙げた。21歳の上田は、99年の福嶋晃子(25歳)を抜き、日本人最年少米ツアー優勝を記録した。
「本当にうれしい。最近、泣いてばかりいたので……」

 SANKYOレディースと富士通レディースではプレーオフ敗退、翌週のマスターズGCレディースでも2日目終了時点で単独首位に立ちながら、最終日に崩れた。勝ちたいけど勝てない。残り試合であと3勝と公言してから、気持ちばかりが先行し、プレーに集中できずに涙も流した。そこで決意したのがスケジュー ルの変更だった。
「(樋口久子IDC大塚家具レディスを)休んだことがよかったです。体調はいいけど、調子はまだ上がってきていませんが、昨年のいいイメージが残っているので優勝を目指したい」
 初日は目標スコアの5アンダーに3つ届かず2アンダー。翌日は有言実行、7アンダーでメジャー4勝、ツアー通算20勝の実力者ローラ・デービーズとトップタイになった。
「(2日目)後半に入ってラインを出すようにスイングを修正しました。ボールがつかまりすぎていたので、江連(忠)コーチにアドバイスされた左手素振りを初めてしました。それが15番のセカンドです」
 それが奏功し、自身が嫌だと漏らした右から左の風に乗ったボールは、ピン左5メートルにつけてバーディ。ナイスショットのおまじないにもなったこの素振りを、最終日の1番ティグラウンド、そしてアルバトロスを奪った7番セカンドでも待ち時間にやれる冷静さを身につけたのが、前回との違いだ。
「まずは賞金女王になりたい。そしてアメリカにも行きたい。(08年のシード権を得た)でもまだまだ自分では不安ところがある。それが分かるのは残り3試合かもしれないし、シーズンオフかもしれない」
 しかし、同組のデービーズは、
「モモコはあのプレッシャーの中でよく戦った。本当にいいプレーヤー。米ツアーへの不安? 彼女なら勝つことだってきっとできるわ」
 と、舌を巻いた。
 ノルマ達成まであと2勝。「待ってろ世界!」が合い言葉の上田の世界挑戦への道は、確実に前へ進んだことは間違い。

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