最終日に驚異の「61」。B・ジョーンズが今季最終戦を飾る<ゴルフ日本シリーズJTカップ>
2007-12-03

日本男子ツアー・ゴルフ日本シリーズJTカップ<11月29〜12月2日 東京都・東京よみうりCC 7016ヤード パー70>
取材・文/川内一史
写真/中野義昌
2日目を終わった時点で2位に5打差をつけ、首位を独走していた片山晋呉が3日目に突如として失速。史上まれにみる大混戦となった今大会で優勝を飾ったのは、最終日に大会レコードとなる「61」をマークして5打差を逆転したブレンダン・ジョーンズだった。
「最終日のスタート前は、このような結果になるなんて想像もつきませんでした。トップ5に入れればいいと思っていたので……」
まずは1番パー4で5メートルを沈めてバーディを奪うと、4、5番で連続バーディ。8番パー3でバンカーからの第2打を寄せきれずボギーとするも、9〜12番で圧巻の4連続バーディを奪取。
「16番のグリーン上に来たとき、リーダーズボードで自分が9アンダーでトップに並んでいるのを見て、初めて優勝を意識しました。(セカンドショットを1メートルにつけていた)16番と17番パー5の両方でバーディが取れれば、チャンスはあると思いました」
そのシナリオ通り、15〜17番で3連続バーディ。通算11アンダーとしてホールアウト、後続を待った。
最終組でしのぎを削っていたジーブ・ミルカ・シンとウェンチョン・リャンはどちらも17番でバーディを奪い、通算11アンダーでついにジョーンズと並ぶ。勝負の行方は、最終18番パー3に持ち越された。
ここで、信じられないことが起こる。リャンのティショットは大きくグリーンの左へそれ、強烈な左足下がりのライからとなった第2打のアプローチはまさかのシャンク。カップインを狙った3打目のアプローチも外れ、ダブルボギーとしてしまう。また、シンもグリーン右手前ラフからの第2打を寄せきれず、そこから3パットしてダブルボギー。最終組二人の思わぬ失速で、ジョーンズの今季3勝目、公式戦初優勝が確定した。
「今季は公式戦で勝つことを目標にしていたし、最後にこのような素晴らしい勝ち方ができて本当にうれしいです。パットが今までにないほどよく入っていたので、最後まで攻めのゴルフができたことがバーディを多く取れた要因だと思います」
この優勝で、賞金ランキングも3位に浮上して今季を終えたジョーンズだが、
「谷口さん、片山さんという二人のワールドクラスの選手に次ぐことができたのは大きな自信。二人に勝てるように、しっかり練習したいと思います」
と、早くも来季を見据えていた。


