プレイヤーズ UP TO DATE:石川遼クン<ゴルフ日本シリーズJTカップより>
2007-12-03

今季最後の戦いは「夢のようなラウンド」
取材・文/川内一史
写真/中野義昌
最終日の18番パー3で、4日間通して初めてバーディを奪うと、派手なガッツポーズで喜びを表現した石川遼クン。ゴルフ界を大いに盛り上げた“ハニカミ王子”の今季最終戦は、通算7オーバーの24位タイという結果で幕を閉じた。
「最終日の1番ティグラウンドに立ったときは、これでシーズンが終わるのか、とすごく寂しい気持ちになりました。本当にあっという間の一年間。最後に、自分の実力通りの結果が出たと思います」
初日は一時トップタイとなるなど、1アンダー3位タイの好発進。選ばれた選手しか立つことのできない大舞台で、「よもや」の期待も高まった。そして2日目、最終組で“キング”片山晋呉と初めてのラウンド。
「前夜からずっと緊張していました。実際に回ってみて、まったく次元が違うな、と思いました」
雰囲気に飲まれたのか、この日4オーバーと崩れて21位タイに後退。3日目、最終日もスコアを伸ばすことはできなかった。とはいえ、
「プレーの内容は悪くなかったです。自分の中では、ロープの外から見ていた大会。本当に夢のようなラウンドでした。これからのゴルフ人生で、経験として必ず役に立つと思います」
と、前向きだ。また、今年一年を振り返って、
「今までの人生で一番内容の濃い一年でしたね。マンシングウェアオープンKSBカップで優勝するまでは、一人のジュニアゴルファーでしかなかったし、本当に生活リズムがガラリと変わりました。まずは、応援してくれた人たちにお礼を言いたいと思います」
と、最後まで謙虚な姿勢は崩さなかった。また、最後にプロ転向についての話題にも触れた石川クン。
「すべてを客観的に考えて、家族と相談して決めたいです。プロになりたいという気持ちは大きいです」
2008年も、石川クンから目が離せなくなりそうだ。


