タイガー・ウッズがベン・ホーガンに並ぶ通算64勝目を挙げる<アーノルド・パーマー招待>
2008-03-17
USPGAツアー・アーノルド・パーマー招待<3月13日〜16日・米フロリダ州・ベイヒルクラブ&ロッジ 7137ヤード パー70>
取材・文/武川玲子
劇的な幕切れだった。最終18番、8メートルのバーディパットを沈めたタイガー・ウッズは、ボールがカップに沈むと帽子を脱ぎ捨て両手でガッツポーズ。今大会5年ぶり5度目の優勝は今季3勝目でツアー通算64勝、ベン・ホーガンと並ぶツアー歴代3位タイに浮上し、米ツアー出場試合連続優勝も5試合と記録を更新した。
初日はイーブンパー34位と出遅れたウッズ、2日目に20位へ浮上したが、首位とは7打差。だが強風が吹き荒れた3日目、スタート前にパーマーに「いいプレーをしろ」と尻を叩かれたというウッズは66をマーク、通算6アンダーで5人が並ぶ首位タイに浮上した。
最終日、2番パー3のバーディで単独首位を奪取したウッズが、前半を3アンダーとスコアを伸ばし、そのまま逃げ切るかと思われた。しかし、同じ首位タイスタートのバート・ブライアント(米)が猛追し、ウッズと並ぶ通算9アンダーで先にホールアウト。
最終18番、グリーン右手前に池が待つ難しいパー4。ウッズは残り167ヤードを5アイアンでピン下8メートルに2オン。そして大観衆とともにアーノルド・パーマーが見守る中、スライスライン のバーディパットを見事に左エッジからカップに沈め、通算10アンダーで優勝を決めた。
「あのパットは“何度もこれまで決めたことがある。絶対に入る”と思って打った」
というウッズは、グリーンサイドで待つパーマーとしっかりと抱き合うと、
「パーマーは『あのパットが入ったのは驚かなかった』と言ってくれた。(通算勝利数で並んだ)ホーガンは自分のスイングを理解していた最高の選手。僕もさらにスイングを理解して、オーガスタに向けてピークを迎えるように練習を続けていく」
と、いよいよ4週後に迫った今季のメジャー第1戦、マスターズへ照準を合わせる。
昨年9月以降、米ツアーで5勝、欧州ツアー1勝、非公式試合1勝と負け知らず。その強さにはもはや手がつけられないウッズ、来週はディフェンディングチャンピオンのWGC‐CA選手権に出場する。





