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今田竜二、念願のツアー初優勝!<AT&Tクラシック>

2008-05-19

PGAツアー・AT&Tクラシック<5月15日〜18日 米ジョージア州・TPCシュガーローフ 7311ヤード パー72>

取材・文/武川玲子

 今田竜二がついに米ツアー初勝利! 昨年プレーオフで敗れた同大会で、見事にリベンジを果たした。プレーオフ1ホール目でケニー・ペリー(米)を下し、日本人として青木功、丸山茂樹に次ぐ史上3人目、5年ぶりの米ツアー制覇を成し遂げた。

 首位から3打差の6位タイでスタートした今田、強風の中での最終日は混戦となった。今田は7番パー4で1.2メートルにつけバーディを奪うと勢いに乗り、インに入って10番、11番と連続バーディ。首位のペリーに1打差で18番パー5を迎え、このホールで見事にバーディを奪い、この日67をマーク、通算15アンダーで先にホールアウトした。最終組のペリーが18番をパーで終わり、戦いはプレーオフへともつれ込んだ。
 プレーオフ1ホール目の18番パー5は、昨年、今田が第2打を池に入れて敗れたホール。フェアウエーを捉えたペリーに対し、今田のティショットは右のラフ。先に打ったペリーの第2打は大きく右に外れ、グリーン右の松の木を直撃し、大きく左に跳ねてまさかの池ポチャ。一瞬何が起こったか分からなかったというペリー。これを見た今田は、冷静に第2打をレイアップし第3打でグリーンを捉えた。ペリーはドロップして第4打をカップ3メートルオーバー、この返しも外してボギーとしてしまった。今田は8メートルのバーディパットを1.2メートルオーバーさせたものの、返しのパーパットを見事に沈め、大きく右手でガッツポーズ。グリーンサイドで勝利を見守った香苗夫人の目に涙が光った。
「本当にうれしいです。去年プレーオフで負けてホントに悔しかった。今年は絶対に勝ってやろうと思ってこのコースに来たけれど、まさか本当に勝てるなんて。このコースは大学の時にも回っているし、PGAツアーで初めて予選通過したコース。だから本当に落ち着いてプレーできたのが、勝因だと思います」(今田)
 この勝利で来年のマスターズ出場資格を得た今田は、
「ほんとに小さいころからの夢だった。早起きが嫌いだった僕がマスターズだけは観ていました。あそこでゴルフがしたいと思ってアメリカに来た。その夢が叶う・・・」
 14歳で単身渡米、下部ツアーからPGAツアーを目指し、ついに夢をつかんだ今田、日本のファンには、
「長い間、お待たせしました」
 と言って笑った。優勝賞金99万ドルを獲得し、賞金ランクも4位に浮上、次はメジャーの全米オープン制覇へと今田の夢はまだまだ続く。

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