プレイヤーズ UP TO DATE:石川遼<マンシングウェアオープンKSBカップより>
2008-05-26

思い出の地で2打足りずに予選落ちも王子らしいプレーを見せた
取材・文/小高 拓
写真/中野義昌
昨年大会で彗星のごとく現れた15歳の石川遼がツアー優勝を飾り、日本中に一躍ハニカミ王子旋風を巻き起こした。あれから1年、再び戻ってきた石川だが、初日の出遅れが響き、77位タイで予選落ち。それでも得たものが大きかった。
初日の1番ホールで右に曲げ、実際にはインバウンズのラフにあったボールを、2分程度しか探さずOBと勘違いして、ダブルボギースタート。この朝イチのティショットのミスを引きずって、振り遅れによるドライバーのミスが多くなり、6オーバーの78、130位タイと大きく出遅れた。
「(1番ホールは)まだまだあまいなと思いました。自分でOBにいっていないと思ったら、しっかり探すべきですね。明日は別人のゴルフをしたい」(石川)
と挑んだ2日目。師匠のジャンボ尾崎から、「暖かくなって体が動くようになったら、クラブを短くしてもいいんじゃないか」とアドバイスをもらうと、すぐにそれまで45.25インチだったものを44.75インチへ短くしたドライバーを作った。
その結果、見違えるようなドライバーショットを連発。6バーディ・1ボギーの67でラウンド。前日とは11打も違う、まさに別人のゴルフを見せた。
「こういうゴルフができるとすごい自信になります」
と目を輝かせるとともに、
「あと2打か……、あと2つは取れたな〜」
と、涙目も見せた。思い出の地での2日間は石川を大きく成長させたはずだ。


