インビー・パク(韓国)が最年少記録で優勝<全米女子オープン>
2008-06-30

LPGAツアー・全米女子オープン<6月26日〜29日 米ミネソタ州・インターラーケンCC 6789ヤード パー73>
取材・文/武川玲子
写真/村上 航
強風が吹き厳しい戦いとなった最終日。2打差の3位でスタートしたインビー・パク(朴仁妃・韓国)が71をマークし、通算9アンダーで2位に4打差をつけ大逆転、19歳の全米女子オープン史上最年少記録でツアー初勝利を飾った。
アニカ・ソレンスタム、ロレーナ・オチョアらビッグネームが上位進出を果たせなかった今大会、メジャー初制覇を狙うポーラ・クリーマー(米)とプロ入りしたばかりのステーシー・ルイス(米)が最終組で最終日を迎えた。風速20メートルの突風でスコアを崩す上位陣を尻目に、1つ前の組で回るパクが1番パー4でチップインバーディを決めると2番パー5もタップインで連続バーディとスコアを伸ばし、クリーマーとルイスの2番でのダブルボギーであっという間に単独首位に躍り出た。
ここから手堅いプレーを続けたパクは、前半2つのボギーでスコアを落とすものの、2打リードでバックナインを迎えると11番で3メートル、13番でも3メートルを沈め、一時は5打リードの独走。最終18番パー5も第3打を30センチに寄せると楽々バーディ、通算9アンダーで2位のヘレン・アルフレッドソン(スウェーデン)に4打差をつける圧勝で勝利を決めた。
「初優勝が全米女子オープンなんて信じられない。この瞬間を一生忘れない」
と母親と抱き合い喜びを分かち合ったパク。
19歳のパクがゴルフを始めたのは10年前、母国の韓国でセリ・パクが全米女子オープンで優勝するのを見て、その2日後にクラブを握ったという。
「セリは本当に私たちの憧れでした。まさか10年後に私が勝てるなんて。これからこのトロフィーに私の名前をあと2回くらいは刻みたい」
と感激を語った。
一方、今季で引退を表明しているアニカ・ソレンスタムは、最後となる全米女子オープンで優勝争いにこそ加われなかったが、最終18番で残り199ヤードから打った第3打を見事にカップインのイーグルを奪い、大歓声を浴びた。通算3オーバーの24位タイで大会を終えたが、
「願ったような形では終われなかったけれど、それでもこの大会は一生忘れない」
と歴史に残る1打で最後を飾った。
日本勢では、上田桃子が最終日に76と3つ落としたものの通算イーブンで13位タイ、初出場ながら20位までに与えられる来季の出場権を獲得する健闘。宮里藍は通算4オーバーで27位タイ、横峯さくらは通算8オーバーの51位タイで大会を終えている。




