ポーラ・クリーマーが完全優勝<ジェイミーファー・オーウェンズコーニングクラシック>
2008-07-14
LPGAツアー・ジェイミーファー・オーウェンズコーニングクラシック<7月10日〜13日 米オハイオ州・ハイランドメドゥーGC 6428ヤード パー71>
取材・文/武川玲子
2位に4打差の単独首位でスタートしたポーラ・クリーマー(米)が、最終日を1バーディ、3ボギーの73とスコアを落としながらも2打差で2位以下を振り切り、初日からの首位を守り完全優勝、今季3勝目のツアー通算7勝目を挙げた。
初日、大会レコードのノーボギー・11バーディの60をマーク、自身のキャリアローラウンドで首位を独走したクリーマー。しかし、強風が吹いた最終日は、ティショットが安定せずに四苦八苦。出だしの1番パー4ではティショットを右ラフに入れ、ここからパンチアウトするだけ、第3打もグリーンを捉えることができずに5メートルを入れてようやくボギーと不安定なプレーが続いた。
その間、初の中国からのツアーメンバーでルーキーのシャンシャン・フェンが、前半で4つのバーディを奪い猛追。11番パー4でもバーディを奪うとクリーマーに1打差と迫った。しかし、フェンは14番から3連続ボギーで後退。クリーマーが13番パー4で3メートルを沈めると、この日初のバーディで首位を堅守、16番パー4は3パットをしたが、2打リードで最終18番を迎えた。ティショットでフェアウエーをキープすると、初めてクリーマーは笑顔を見せた。第2打でグリーンを捉えパーセーブ、トレードマークのピンクのボールで20センチのパーパットをタップインすると両手を挙げてガッツポーズ。
「初日に60をマークして、みんながおめでとうと言ってくれたけれど、まだ試合は3日残されていた。今日はハーフターンをしたときに2打差まで追い上げられているのが分かった。リードして最終日を迎え、勝つのは難しい。18番のフェアウエーを歩いているとき、やっと戦いが終わったと思えた」
と安堵の表情、クリーマーにとっての長い戦いを終えた。
一方、日本勢唯一の参戦となった上田桃子は、強風とパットの不調に苦しみ、最終日は1バーディ・5ボギーの75とスコアを崩し、通算4アンダーの22位タイで大会を終えた。上田は、この後欧州に渡りエビアン・マスターズ、全英女子オープンに参戦。その後米ツアーには戻らず日本ツアーに参戦する。
「アメリカで優勝できずに残念だった」
と悔しがったが、
「でも日本では5勝したい」
と気持ちを切り替えていた。





