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パドレイク・ハリントンが2連覇<全英オープン>

2008-07-21


PGAツアー・全英オープン<7月17日〜20日 英国・ロイヤルバークデールGC 7173ヤード パー70>

取材・文/武川玲子
写真/佐々木 啓

 4日間に渡って風速20メートルを超す強風が吹き荒れ、歴史に残る厳しい戦いとなった今年の全英オープン。最終日に69をマークしたパドレイク・ハリントン(アイルランド)が通算3オーバー、2位に4打差をつけて圧勝、昨年に続き大会2連覇の快挙を成し遂げた。

 最終日は53歳のグレッグ・ノーマン(豪)のメジャー最年長優勝への期待がかかった。ノーマンは2オーバー、2打リードの単独首位でスタートしたが、出だし3ホールで連続ボギーとスコアを落とした。同じ最終組のハリントンが、着実にパーを積み重ね首位を奪った。
 しかし、ハリントンも中盤ショットが乱れ、7番から3連続ボギー、再びノーマンが首位に立った。
 折り返した10番パー4、ここで勝負の明暗がつく。ノーマンが3メートルを外してボギーとしたのに対し、ハリントンは1.2メートルの難しいパットを沈めてパーをセーブ。
「10番のパットがカギだった。あれ以降パットに自信が持てた」(ハリントン)
 ハリントンは13番、15番でバーディを決めると、17番パー5で残り249ヤードから5ウッドでピン1メートルにつけるスーパーショット、これを沈めてイーグルを奪うと、先に上がったイアン・ポルター(英)に4打差をつけ、勝利を確実なものとした。
 夕暮れがせまった18番、ハリントンとノーマンが肩を並べてグリーンへと向かった。
「18番グリーンに向かうとき、ノーマンに言ったんだ。あなたと戦えて本当にうれしかった。あなたに勝って欲しかったけれど、僕も勝ちたかったんだとね」(ハリントン)
 6打差の3位と敗れたが、タイガー・ウッズ不在の今大会を盛り上げた立役者は間違いなくノーマンだった。全盛期には何度もメジャーを悲運で逃した選手として知られたが、
「もちろん負けて悔しい。しかし、正直以前ほどの悔しさはない。ここまで戦えたことに胸を張ってコースを後にすることができる」(ノーマン)
 先月再婚したばかりのクリス・エバート夫人が見守る中で、自身の健闘を称えた。
 一方、8人が挑戦した日本勢は、谷口徹が初日に棄権、期待のかかった今田竜二もリンクスの強風には勝てず予選落ちなど、92年以来16年ぶりに全員決勝ラウンドに進めず、残念な結果となった。

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