プレイヤーズ UP TO DATE:谷原秀人<サン・クロレラクラシックより>
2008-08-04

賞金王を狙う谷原が後輩・谷口にほろ苦い敗戦
取材・文/秋山義和
写真/中野義昌
「自分ができるゴルフはできたと思う。(相手が)後輩といっても、優勝争いの中で負けたことには悔しいものがありますね」
東北福祉大の後輩・谷口拓也にあと一歩及ばなかった谷原秀人。敗因に挙げたのが17番のティショットだ。3番アイアンで放ったボールは左バンカーに入れてしまい、2パットのボギー。4アンダーで並んでいた谷口も落としたことで、結果的に3アンダーで並んだが、ここでパーをセーブしていれば余裕を持って最終18番を迎えられたはずだった。
最終ホールもティショットをフェアウエー左に持ってきたが、セカンドショットが少し引っかかり飛び過ぎてしまいピン奥10メートルにオン。パット巧者の谷原でさえ、「読める人はいない」と評したラインをわずかに外してパーとなった。
一方、谷口は谷原のラインを参考にし、バーディを奪取。「兄ちゃんみないな存在」と慕う後輩に奪われた、プロ初の敗戦だった。
「二人ともいいゴルフをしていたし、面白かった。谷口はいいゴルフをしていたし、安定してフェアウエーに打っていた。アイアンもいいし、パターも最近入るようになってきたしね」
そう勝者のゴルフを讃えた谷原。「賞金王を目指す」と公言した今シーズンにおいて、優勝できなかったことに悔いが残るが、かわいい後輩の勝利に今まで味わったことのないほろ苦さを感じてコースを後にした。


