申智愛が逆転優勝<全英リコー女子オープン>
2008-08-04

ヨーロピアンレディースツアー&LPGAツアー・全英リコー女子オープン<7月31日〜8月3日 イギリス・サニングデールGC・オールドC 6408ヤード パー72>
取材・文/武川玲子
写真/佐々木 啓
31年ぶりの日本人メジャー優勝に期待がかかった今大会だったが、申智愛(シンジ・アイ、韓国)が最終日に6バーディ、ノーボギーの66をマーク、見事な逆転優勝を決めた。
不動裕理が単独首位、1打差に申、そして2打差の3位には宮里藍が追いかける大熱戦となった。不動、申ともに1番をバーディでスタート、申が5番パー4で5メートルを沈めると不動を捉え首位タイへ。両者我慢のゴルフが続く中、距離のない9番パー4で明暗が分かれた。
不動はドライバーでグリーンを狙ったがミスショットし、バンカーへ。さらに第2打を先のバンカーに入れ、1.5メートルに寄せたもののこれを外してボギー、第2打を50センチに寄せてバーディを奪った申が一気に2打差の首位となった。
13番パー3、不動が2.5メートルのバーディチャンスにつけたのに対し、勢いに乗った申は8メートルのバーディパットを先に沈め大きくガッツポーズ。圧倒された不動のパットはわずかに切れてカップをそれた。さらに申は14番パー5でも2オンさせてバーディ、これで不動は4打差に後退、申の独走となった。
申は難しい上がりの3ホールをパーで凌ぎ、最終18番もセカンドをバンカーに入れたが1メートルにつけてパーセーブ、逆転優勝を決めた。
「昨夜は緊張して眠れなかった。今もまだ緊張している」
と優勝を信じられない様子。
「今年は日本ツアーで戦う予定でしたが、思い切って予定変更、米ツアーで戦います」
まだ20歳3カ月の申は、あどけなさの残る笑顔で語った。
一方負けた不動だが、それでも堂々の3位に入って来年の出場権も獲得。
「ぜんぜん残念じゃないです。収穫は、“やればできる”です」
と充実の笑顔を見せ、今季残りの日本ツアーでもさらなる活躍が期待される。
また、宮里藍は1打差まで迫ったが、中盤でスコアを伸ばせず、最終18番でのダブルボギーが響いて70、通算13アンダーの5位、上田桃子は69をマークし通算11アンダーの7位タイで大会を終えた。


