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石川遼が、完全でプロ転向後初優勝!<関西オープン>

2008-08-25


関西オープン<8月21日〜24日 滋賀県・滋賀GC 7080ヤード パー72>

取材・文/吉永達生
写真/村上 航

 石川遼は、わずか3センチのプロゴルファーとして初めてのウイニングパットを決めると、ギャラリーの拍手と大歓声にかき消されるのを想定して、天に向かって両手を突き上げながら、勝利の雄叫びを上げた。
 初日、コースレコードとなる65(7アンダー)をマークしてから、一度も首位を譲ることなく走り続け、通算12アンダーで頂点に立った。プロゴルファー転向後の初勝利は完全Vだった。

 最終日、石川は、かつて怪童といわれた池田勇太と清田太一郎に4打差の首位でスタート。5番、6番で連続バーディを奪って5打差に広げていった。
 しかし、12番でボギーをたたくと、猛追してきた池田に2打差まで迫られていた。
「たとえ4打差あっても差はないものだと分かりました。ゴルフが初めて怖くなりました」
 石川は、自分がやっていることすべてが間違っているんじゃないかと、終盤は自分で歩測して出した距離まで信じられなくなった。このクラブで合っているのか? 本当にドライバーで打っていいのか? 不安が石川を支配していった。
 しかし、そんな石川を支えたのは、ドライバーだった。
「どんな状況でもドライバーだけは一番練習してきました。どんなに緊張してきても、練習で覚えたことを忘れることはありませんでした」
 体の切れは初日のほうがよかったが、最終日は優勝争いの緊張の中、躍動感のあるスイングで振り切れていた。
 自分を信じてドライバーを振り抜いた15番でバーディ、そして17番でもバーディを奪って戦いに終止符を打った。
 これで日本オープン出場も決めた。
「戦っているときは必死で、日本オープンのことは考えていませんでした。でも、今冷静に考えると出場できて幸せです。難しいコースに自分のゴルフで挑んでいっても上位にいけるように、しっかり練習します」
 今大会はひとつの地区オープンで、昨年アマチュアとしてツアー初優勝を飾ったマンシングウェアオープンKSBカップのようなレギュラーツアーの試合ではない。次はシード選手が出場するレギュラーツアー、そしてナショナル(日本)オープンでてっぺんを狙う。

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