プレイヤーズ UP TO DATE:三塚優子<CATレディースより>
2008-08-25

“ミツカゴルフ”は気合もスイングも応え十分!
取材・文/井上兼行
写真/中野義昌
初日に66とロケットスタートした三塚優子だが、2日目は73と元気がない。
「昔から右の股関節に故障があって、朝から腰が重いんです。スイングも思うようにいきませんでした。でも、他の選手も故障は持っているから、ウダウダいっていられません。何とか、明日は頑張りたい」
前日とは打って変わって、顔色が優れない姿にことの重大さが分かった。しかし、勝つために即時の決断ができるのも、三塚のいいところ。2日目ホールアウト後、会場の神奈川県箱根から針治療をするために東京に向かった。
「箱根には、夜9時30分くらいに帰ってきました。とにかく、痛みを取って最終日を完走したかったんです」
棄権も考えた腰痛は、針治療のかいもあって違和感がなくなった。そうなれば、172センチから放たれる迫力満点のスイングが炸裂。冷静な判断も加わって、一時はトップに並ぶなど善戦。最終的にはトップに2打差の3位でフィニッシュした。
惜しくも勝ちは逃したが、晴れ晴れとした表情に、精神的な成長を感じる。
「負けたときは、すごく引きずるタイプ」
という三塚は、1カ月前のカゴメフィランソロピーLPGAプレイヤーズ選手権で、首位に1打差で最終日をスタートしたものの、優勝した全美貞に大きく離され2位。
「大会後、3日間クラブを握れませんでした。もう、ベッドの上でゴロゴロするだけ。大好きなマンガも、さすがに見る気にはなれませんでした。自分に苛立ち、自信もなくなりましたね」
いつもは、楽しそうに間髪入れず話をする三塚からは想像しがたいが、約1カ月かけて気持ちを整理した結果、優勝争いを演じる。精神的にも一つ階段を上った証だろう。腰痛は、
「大会後の月曜に、病院でしっかり検査します。その結果、次の試合(ヨネックスレディスに出場するか)を判断します」
と、ちょっと心配だが、昨年プロ初優勝を飾り、難しいといわれる2勝目を今季すでに挙げた。万全の状態で、三塚の気持ちと力がこもったスイングを見せてほしいものだ。


