ビジェイ・シンが2週連続優勝<ドイツ銀行選手権>
2008-09-02
PGAツアー・ドイツ銀行選手権<8月29日〜9月1日 マサチューセッツ州・TPCボストン 7207ヤード パー71>
取材・文/武川玲子
ビジェイ・シン(フィジー)が最終日に63をマーク、通算22アンダーの大会記録を樹立し、2位以下に5打差をつける圧勝、先週のザ・バークレーズに続く2週連続優勝、今季3勝目、ツアー通算34勝目を飾った。
シンのパターが信じられないほど決まった。首位のマイク・ウイア(カナダ)に3打差でスタートしたシン、序盤の2番パー5でイーグルを奪うとウイアを猛追、6番、7番で連続バーディを奪いスコアを伸ばすシンに対し、ウイアは9番パー4で深いラフからのアプローチをミスし、痛恨のダブルボギー。これで、シンが単独首位に立ちサンデーバックナインに突入した。
ここからシンのパターが光った。11番パー3のバーディで勢いに乗り、13番パー4は12メートルを沈め一気に3打リード、続く14番パー4では18メートルを沈めてみせた。15番パー4はボギーとしたものの、17番パー4ではふたたび12メートルを決めて4打リード。最終18番パー5もピン上4メートルに2オン、このホールをバーディで締めくくり2位に5打差の圧勝。
シンと同組のセルジオ・ガルシア(スペイン)は、序盤で3連続バーディを奪ったが、目の前でシンが次々とパットを決めると自滅した。
「ビジェイのパットが決まると、タイガーと同じ。まったく歯が立たない」(ガルシア)
と脱帽だ。
シンのパットの好調は、ベリー(中尺)パターに戻したこと。
「カップに沈むのを見るのは本当に気持ちいい。入るのを見るとさらに自分のパットを信じることができる」
と2週連続優勝の結果に自信を深めた。
フェデックスカップ・プレーオフシリーズの2戦を連覇したシンは、フェデックスカップ・ポイントを120,500とし、2位のガルシアに12,225ポイントリード。もし次週も優勝を決めると最終戦のツアー選手権を待たずにフェデックスカップを制し、賞金1000万ドル(約11億円)を手中におさめるかもしれない。
「来週は死ぬ気でやるよ」
と意欲を見せるシン、今季の賞金ランクもウッズを抜いて1位に浮上、45歳6カ月のシンがふたたび王者へと名乗りを上げた。
また、今田竜二は最終日は72とスコアを1つ落としたが、通算10アンダーの13位タイで大会を終了。フェデックスカップ・ポイントは前週の31位から23位に浮上し、70位までが出場できる次戦へと勝ち進んだ。


