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辛ヒョンジュが公式戦初Vを飾る<日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯>

2008-09-15


日本女子ツアー・日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯<9月11日〜14日 石川県・片山津GC白山C 6545ヤード パー72>

取材・文/小高 拓
写真/村上 航

 今季、公式戦2戦目の日本女子プロゴルフ選手権。3日目まで2位の申ジエに4打差をつけていた辛ヒョンジュが、最終日5つスコアを落とすも貯金を生かして、公式戦初優勝で通算4勝目を飾った。

 今年の日本女子プロ選手権は一味違った。砲台グリーンやレイアウトなどもともと戦略性の高い片山津GC白山Cを下地に、10センチ以上の深いラフ、絞ったフェアウエーなど手を加え、“世界でも屈強のセッティング”といえる難コースを作った。狙ったところにボールを打てないとスコアメークができないセッティングだ。
 多くの選手が未体験の難セッティングに手を焼く中、飛距離は出ないが正確無比が持ち味の辛が大暴れ。3日目までにフェアウエーを外したのはわずかに3回で、10アンダーまでスコアを伸ばした。
「申さんが(1、2番)連続バーディで、緊張感が高まりました」(辛)
 最終日はメジャーの重圧、難セッティングも手伝って、これまでの辛とは別人のようにノーバーディ5ボギーとスコアを落とす。しかし、後続の申、横峯さくらもスコアを伸ばしきれず、17番を終えて、辛と申が5アンダー。横峯が4アンダーと、優勝争いは最後までもつれた。
 18番パー4は431ヤードと距離が長く砲台グリーンで、辛は練習日に2オンできなかった。飛距離の出る申、横峯に比べて辛は圧倒的に不利な状況だった。
「18番はフェアウエーキープできたのが大きかったです」
 という辛だけがフェアウエーをキープした。並んでいた申はティショットをフェアウエーバンカーに入れて2打目は出ただけ、3打目もグリーン右手前のラフでボギー。1打追う横峯は右ラフに入り、うまく打って右奥13メートルに乗せるが、あと10センチでバーディまで届かなかった。
 辛は、3番ウッドよりキャリーの出る5番ウッドを使ったが、手前のラフで止まった。
「花道を狙うと戻ってきてしまって難しい。花道の右のラフは順目でわりと優しく寄せられるんです。グリーンに届かなくてもそこに止まるようなラインで打ちました」
 狙い通りのラフから20センチに寄せる。やはり正確なショットでナイスパー。3日目までの貯金を生かして、メジャーのタイトルを手繰り寄せた。
「すごくうれしかったです。この難しいセッティングで優勝できたことはすごく自信になります。賞金女王? 無理ですよ」
 そうおどけて見せた辛だが、この優勝で賞金ランキングは6位に躍進。韓国勢台頭が著しい中、自信を得た辛が韓国選手初の賞金女王に輝くか!?

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