ブリタニー・リンシカムが逆転優勝<クラフトナビスコ選手権>
2009-04-06
LPGAツアー・クラフトナビスコ選手権<4月2日〜5日 カリフォルニア州・ミッションヒルズCC 6673ヤード パー72>
取材・文/武川玲子
今季メジャー初戦は、最後にドラマが待っていた。2打差3位からブリタニー・リンシカムが、最終18番でイーグルを奪い大逆転、ツアー通算3勝目をメジャー初制覇で飾った。
最終日最終組は、全米女子オープン覇者のクリスティー・カー、初優勝を狙うクリスティー・マクファーソン、そしてメジャー初優勝を狙うリンシカムのオールアメリカンの戦い。マクファーソンが1打リードで迎えた最終日、カーが序盤からリードし、一時は2打差で優位に立った。しかしカーは、15番パー4で痛恨のOBを出しダブルボギー、最終18番パー5は、マクファーソンが8アンダー、リンシカムとカーが1打差の7アンダーで迎えた。
カーがティショットを右ラフに入れレイアップ、マクファーソンもレイアップしたが、ツアー屈指の飛ばし屋リンシカムは、残り210ヤードを19度のハイブリッドでグリーンを狙った。これがグリーン奥からの傾斜でピン1.2メートルに寄りイーグルチャンス、ギャラリーから大歓声が上がった。
マクファーソンは5メートルのバーディチャンスにつけるが惜しくもパー。カーも第3打で直接狙ったが、カップをかすめてイーグルならず、メジャーチャンピオンの意地を見せバーディとしたものの1打及ばなかった。
「手が震えて心臓がドキドキ、何度も深呼吸をして歌も唄った」
とリンシカムは、慎重にイーグルパットを沈めて逆転優勝。
今オフには手首と腰痛からほとんど練習ができず、コーチを変えてスイング改造にも取り組んだリンシカム。恒例の18番池に父とキャディとで飛び込み再び大歓声、
「まさか勝てるなんて、この気持ちは表現できない」
と夕暮れのグリーン上で勝利の喜びを分かち合った。
一方の日本勢は6名参戦したが、横峯さくらが通算3オーバーで25位タイで最高位。上田桃子は最終日に70をマークし、通算5オーバーで30位タイ、宮里藍はティショットの不調に苦しみ、通算16オーバーの69位、不動裕理は通算6オーバーの36位タイで大会を終えている。




