【特別リポート】オメガドバイデザートクラシック(2月4〜7日、アラブ首長国連邦・エミレーツGC)
2010-02-08
オメガを迎えた新生ドバイデザートクラシックはプロ29年目のベテラン・ヒメネスが制す
写真・佐々木啓 取材・文/秋山義和
1885年創業のオメガが今年からタイトルスポンサーとなり、例年以上に盛り上がりを見せたオメガドバイデザートクラシック。王者に輝いたのはプロ29年目のベテラン、ミゲル・アンヘル・ヒメネスだった。

「この大会は何度もプレーしていますが、過去、数回しか勝つチャンスがありませんでした。ようやく手に入れた勝利なので、とてもうれしいです」
通算11アンダーで4日間のプレーを終え、最終組を待つ間、トレードマークの葉巻をくぐらせていたヒメネス。その目の前でツーオンを狙い、グリーン左にセカンドショットを外したのは、同じ11アンダーで並ぶリー・ウエストウッドだった。
1万人以上が見守る中、10メートル以上のロングパットを入れにいったウエストウッド。しかし、わずかに外れて勝負はプレーオフに持ち越された。
その18番パー5を使ってプレーオフが行われたが、迎えた2ホール目。
「リーは私より遠くへ飛ばせるアドバンテージがある。だからこそ、(右ドッグレッグの)右のコーナーを越えていくことができた。一方、私はフェアウエーを外してしまったことでレイアップを余儀なくされた。彼のほうが勝つチャンスはあったと思う。だけど……、私にも少し運があったようだね(笑)」
とヒメネスがいうように、3打目もグリーン奥のバンカーに入れたもののパーセーブ。一方、ウエストウッドは残り2メートルのバーディパットだったが、無情にもボールはカップを外れた。
「今日はグリーンでタッチがあまり合わなかったけど、プレーオフはよかった。ただ、(プレーオフ)2ホール目でのファーストパットを外したのが、優勝を逃した原因でしょう」(ウエストウッド)
結局、プレーオフ3ホール目(9番パー4)でウエストウッドがボギーをたたいたのに対し、ヒメネスはパーでまとめてチャンスをものにした。
まさに経験値の高さが生んだ、ヒメネスの16度目のツアー優勝。46歳33日での勝利は、前身のドバイデザートクラシックでマーク・オメーラが樹立した47歳54日に次ぐ、ツアー歴代2位の大記録だ。加えて、同ツアーで自身が更新してきた40歳以上の勝利数記録を9に伸ばすという、記録ずくめの勝利。長い歴史を刻んできたオメガと、同じくツアーで歴史を刻んできたヒメネスが、ガッチリつながった4日間だったのかもしれない。












